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つぶつぶ雑穀ヒストリー

● 国産・農薬不使用

農薬を使わず真心を込めて育てられた雑穀はおいしさが違う!

● 顔が見える

つぶつぶの活動に賛同している「つぶつぶ栽培者ネット」または顔の見える地域団体の雑穀です。

● 使いやすい量

レシピにあわせた1カップ。雑穀は炊くと2~3倍に増えるので、1カップで約10人分のおかずが作れます。

雑穀食文化の衰退と輸入雑穀の台頭

雑穀は明治の初め頃は今よりずっと多く栽培されていて、山間地では昭和30年代まで主食として食べていた地域もありました。

ところが、政府の西洋文化化政策による生活の近代化が進むにつれて、急速に日常の食卓から姿を消し、約40年前にはほとんどの日本人がその存在すら知らないという状態になってしまいました。

ちょうどその頃、一時的に雑穀がアトピーの治療食として注目されました。その結果、急騰する需要に国産雑穀が不足し、飼料用に輸入された、農薬や燻蒸薬品の使用された雑穀が国産無農薬と表示して売られるなどの事態が起こりました。

輸入雑穀には安全面の心配がありますが、それ以上に問題なのがおいしさ。日本の雑穀はもともとおいしい品種がていねいに栽培され種が継がれてきていますが、飼料用に栽培されてきた雑穀は食味などおかまいなしです。

こういう雑穀にあたってしまった人は、雑穀そのものがおいしくないと思ってしまいます。国産の無農薬のおいしい雑穀を増やしていかないと大変なことになる、とつぶつぶは考えました。

雑穀生産の新しい動き

そこで、雑穀の存在をもっと広く知ってもらい、国産の雑穀を普及していくために、呼びかけを始めました。

この呼びかけにより約200人もの人が雑穀栽培にチャレンジし「つぶつぶクッキング」の輪が広がりました。さらに、このキャンペーンに呼応する人たちの中に、「農や食の生態循環に一番合った食べ物、循環型農業への鍵になる作物」といった視点から、新しく自発的に雑穀栽培に取り組もうとしていた人たちがいました。彼らの取り組みとつぶつぶを結ぶネットワークとして「つぶつぶ栽培者ネット」ができました。

透明な雑穀流通をめざして

「つぶつぶ栽培者ネット」で個人生産者が増えていく一方、岩手県や福島県などをはじめとする各地で、雑穀の生産に取り組む自治体も徐々に現れ始めました。

暮らし手の中にも、健全な食を求める欲求の高まりから、雑穀に魅力を感じ、つぶつぶクッキングを日々実践する人たちが確実に増えてきていました。

しかし、雑穀の栽培に取り組もうと思っても、調整法がわからない、売り先を見つけられない、収益があがらないなどの問題を抱えていました。暮らし手の方でもどこで買ったらいいか、どう調理したらいいかなどがわからず、あきらめてしまう人たちも多くいました。

そこで1998年4月、つぶつぶの呼びかけで、栽培者、暮らし手、売り手など、さまざまな立場から雑穀に取り組んでいる仲間たちが、山形県小国町の「いのちのアトリエ」に集まりました。そして、国内の雑穀栽培の火を消さないために、「作る人」と「食べる人」とそれを「つなぐシステム」を実現しようと、泊まり込みで話し合われました。

そんな積極的な取り組みの末、登場したのが、「つぶつぶ雑穀1カップシリーズ」です。

つぶつぶの活動に賛同し、おいしい雑穀を栽培している会員ネットワーク

安心・安全でおいしい雑穀を支えているのが生産者の方々です。

「つぶつぶ栽培者ネット」は自分自身もつぶつぶライフスタイルを楽しんでおり、より自然な栽培を目指して取り組んでいるメンバーです。

私たちが作っています

郷田和夫

郷田和夫
つぶつぶ栽培者ネット事務局長
いのちのアトリエ運営マネージャー

東京生まれ東京育ち。「自分の目標をつかみたい!」という気持ちに突き動かされ、大学卒業後3年間務めた会社を辞め、ヨーロッパ、北米、中米、南米を2年半かけてまわる。途中、エーゲ海のサントリーニ島でゆみこと出会う。

帰国後ゆみこと再会し、ともに「平和な世界を作るにはどうしたらいいか」「自分たちに何ができるのか」「お金に縛られ過ぎる生活からどうやって脱出するか」など共通の問いの答えを求めて暮らしの大冒険を開始する。

1990年、山形県の山奥の豪雪地帯に移り住み、大自然と向き合いながらの暮らしの実験を始める。1995年に3階建ての木造のエコハウス「いのちのアトリエ」を半セルフビルドで家族と一緒に建てる。家の東側に、雑穀と野菜を育てる「つぶつぶファーム」を作り、自給自足の生活を実践している。

中林辰男

中林辰男
(新潟県十日町市)

2002年から栽培。栽培方法をいろいろ試し、わかってきました。

雑穀の言葉の語源と響きから、『ほったらかして置いても勝手に生えて実をつける』たくましい生命力のイメージがありますが、栽培をしてみると、意外と繊細なところがあります。

土壌は水はけのよい肥沃な土を好み、水田跡地など水はけの悪いところでは生育は著しく劣ります。

夏の暑い時期の過酷な草取り。そして待ちに待った収穫。精穀作業で精米された小さな丸いつぶつぶが色と輝きを放ち、手のひらに乗った姿は愛おしいかぎりです。

丹精込めて作ったつぶつぶをご賞味ください。

近野耕一

近野耕一
(山形県高畠市)

今の食生活の無国籍な状況に疑問を持っていました。しかし、ご飯、味噌汁、漬物という前の時代の食生活に戻るというのも違うな、と思っていたときにつぶつぶに出会いました。

つぶつぶに魅力を感じ、私のすべきことは、つぶつぶを栽培し、つぶつぶを実践している方々へ素材として提供することだと気づきました。

栽培に関しては毎年反省点が見つかり、今後はこうしてみようと新しい方法を試してみるのが楽しみのひとつにもなっています。

つぶつぶを食べ始めてから、体の具合もよく、皆さんに実感していただけたら、と思っています。

山本高千

山本高千
(長野県長野市)

定年前に埼玉からUターンで帰ってきて、農業を始めました。

体が弱かったので体力をつけるのと、食べ物で体質改善を使用と思っていました。

今では普通以上に元気になりましたので、雑穀のおかげかと思っています。

渡部茂雄

渡部茂雄
(山形県小国町)

つぶつぶ栽培者ネットに参加して、つぶつぶと共に雑穀の普及拡大に努めてきました。その結果、ようやく栽培する仲間が増え、徐々に生産量が上がってきましたので、皆様への供給も逐次増えていくと思います。

市場原理に左右されないネットワークを生産者としても大いに期待しているところです。

大島勉

大島勉
(新潟県関川市)

2002年から雑穀栽培を始めました。今はヒエ、もちキビ、もちアワ、うるちアワ、高キビ、エゴマの6品種を主に作って作っています。今後は今まで栽培がうまくできなかった品目にも改めて挑戦していきます。

『初心に戻って栽培を楽しむ』がテーマです。

つぶつぶのポリシー

1. 適正価格で全量買い取ることによって雑穀栽培の輪を広げる

2. 雑穀の価値とおいしさ、料理法を伝えつぶつぶ食生活実践者の輪を広げる

3. 雑穀栽培者とつぶつぶ食生活実践者の顔の見える流通ネットワークを育てる

 

つぶつぶの有料会員さんは、つぶつぶ雑穀シリーズがポイント10倍で購入できます!